2012/03/12

震災から1年③ ―ヨーロッパの視点から?

夜のニュースでも東北震災についてやってました。


デンマークの見方、といいますかデンマークのニュース番組の視点からの報道。

『東北の被災者は、世界に助けを求めようとせず、
なんでも日本の政府、政府と言う』というように報道していたようです
(landladyが訳してくれた)

日本人の私としては世界に助けを求める、ってあんまり考えたことなかったけど
世界に求めるのは普通なんでしょうか。
どんなふうにどこに訴えて、なにをしてもらうんだろ?

『被災地は東京から遠すぎるので、東京はなにもしたがらない』
私はデンマーク語がわからないので
一緒に住んでるデンマーク人の翻訳に頼るしかないのですが、
彼女によるとこういうことを言ってたそう。
細かいニュアンスがわかんないけど。
どうなんだろう、政府はしたがらないのかな、できないのかな。
でも確かに、
もし地震がもっと大きな都市とか東京の近くで起こってたら対応は違う…?

こんなこと考えたらきりないんだけど。

他の国の視点から考えるのは興味深いです。



あと報道されてた事実で気になったこと。

今日でちょうど震災から1年。
1年って大きな区切りになることが多いけど、
がれきが片付いただけで何も変わってないって
被災地の女性が言ってた。
1年たったしきれいになったみたいだしもういいか、ってなるのは危ない。
まだまだやってくことはいっぱいあるはず。
風化しちゃってあとは現地の人任せ、ってなったら本当に時間がかかるだろうな。
と言ってる私はなにもできてないから人のことは言えません。。

被災しておうちがなくなっちゃって、知り合いのところでお世話になってる人たち。
他人に迷惑をかけてるっていう意識が強くなって自殺しちゃった人も多いらしい。
正直、知りませんでした。
ショックです。
せっかく地震や津波から助かったのに、自分で命を絶ってしまうの?

津波で行方不明になった人、未だに探す人たちが多いみたいです。
生きてるって信じてるわけではないだろうけど。
やっぱり、遺体もないんじゃ納得できないのかな。
なんか切ない。


<<<<<追記、3月21日>>>>>
今日から、東日本大震災に関する
小さな小さな展覧会 が始まりました。

写真何枚かと、
知り合いに聞いた話を英訳したのをを貼っただけですが。


図書館の人に相談してて、
3月11日には間に合わなかったけど、
やっと実現しました!

もうちょっと下に統計資料とかがくっつく予定。

コペンハーゲン大学Amagerキャンパスの
Humanity図書館の1st(日本の2階)であります!

KUBIS Hum (Det Humanistiske Fakultetsbibliotek)
Njalsgade 112, 2300 Copenhagen, Denmark

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