2012/03/12

震災から1年④ ―去年の3月11日、栃木の実家で

去年の3月11日、自分が経験したことの備忘録。


春休みで、実家に帰ってました。
栃木県那須塩原市。
県北の、福島県との県境にほど近いとこです。





両親とも仕事に出かけてて、私は
最寄駅からバスで10分ほどのショッピングモールへ買い物に。
服を見てた時、揺れ始める。
ちょっと強かったけど、すぐ止まるだろ、って感じで店員さんと笑顔でおしゃべり。

しかし、揺れは止まらない。

みんな不自然に思い始め、店員さんはお客を外に促す。
建物から少し離れたところでほかのお客さんと一緒に止まるのを待つ。

揺れは強くなったり弱くなったり、止まらず。

立っていられなくて、しゃがみこむ。
女の子が泣き始める。

しばらくして、揺れが止む。

電気が消えちゃったお店とかあって、モールは一時営業停止。
(それでもそんときはまだ、「もっと服見たかったのに」みたいな感じ)


そこのお店の一つで働いてた友だちが車で家まで送ってくれることに。

途中で通った家のへいが崩れてたり、屋根の瓦がはがれてたり。
送ってくれた友達の家にも寄ったら、
その子のうちは古くて、内部では壁が落ちてきてたらしい。


帰宅。
食器棚が傾いて、お皿が割れてたり
戸棚の中身が床に散乱。
どうしよう。心細いし。ときどき揺れるし。

お父さんが帰ってくる。
一緒に少し片づけて、お父さんは職場にもどる。

自分の部屋も片づけて、余震は続く。


お母さん帰ってくる。
夜になっても電気がつかない。余震が続く。

さいわいガスと水道は使えたのでごはんを作り、
ろうそくの明かりでごはんを食べる。
いつ電気が来るかわかんないので、省ろうそく。
電池のラジオを聞いてた気がする、あまり覚えてない。


余震が続くしなにがあるかわかんないので
数年ぶりにお母さんと並んで寝る。


翌日の昼ごろ電気が復活。
喜ぶ間もなくニュースの映像に唖然。
なにが起きてるかわけがわかんなかった。
(前日はラジオしか聞けなかったから、
 映像を見てかなりショックを受ける)

ちょうど11日に帰省途中だったお姉ちゃんは、
電車が止まって行きも戻りもできなくて、
近くのカラオケ店で一晩、他の帰宅難民たちとニュースを見てたらしい。

幸い親族みんなも、東北の大学に行ってる友達も無事だった。
電気が止まって心細いとき、心配してメールくれた友達もいた。



ありがとう。

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